こんにちは。
モニタースピーカーを購入するときに気になることの一つがどうやって設置するか。
その中の一つで壁からの距離というものも重要な要素です。
今回はモニタースピーカーの壁からどれくらい離すべきかを紹介します。
また距離が取れない場合でも対処する方法はいくつかあります。
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壁から必要な距離
結論から言うとモニタースピーカーは壁から1〜1.5mほど離すことが理想です。
特に明確な基準はありませんが、メーカーの推奨と世間の声で判断するとこのあたりがちょうどいいですね。
(でもそんなに大きいものは使わないはずなので、3〜5インチくらいのスピーカーなら30〜50センチくらいでも大丈夫でしょう)
さらに背面だけでなくコーナーに設置する場合は横も同様に距離があることが理想とされています。
結構広いスペースが必要ですね。
しかしモニタースピーカーが壁から近いと不要な反射音が発生したり、低音が増幅して聞こえてしまうということにつながります。
なので距離か簡単な対策が必要ですね。
またモニタースピーカーの設計によっては微妙に変わることもあります。
モニタースピーカーは大体バスレフ型というスピーカーで、このタイプには低音が出てくる穴が存在しています。
これが前面にあるものだと壁から近くてもまだ大丈夫です。
(YAMAHA MSPシリーズなどは前面にあります。)
上の画像(HS5)のように背面にあるものだと低音が壁にぶつかってしまうのであまり良くないですね。
それぞれが欲しいスピーカーの構造を確認してみてください。
さらに壁からの距離は左右対称になっていることが望ましいです。
やはり反射音はいくらかはありまして、壁からの距離が違うと音が届くまでの時間にズレが出ます。
そうなるとステレオイメージが正しく掴めないことにもつながります。
まとめ
- 壁からの距離は1m〜1.5mが理想
- 30cm〜50cmでもあまり大きくないものなら大丈夫
- 左右対称に置くことが望ましい
壁から距離がとれないときの対策
一応壁から距離が取れない場合でも対策をすることでモニタリング環境を良好な状態に近づけることができます。
1.各スピーカーに搭載されているコントロールスイッチで補正する
まず一つ簡単なのが、スピーカーに搭載されたコントロールスイッチで補正することです。
多くのスピーカーには低音をカットできるスイッチが存在しており、それを使用することで余計な低音の反射を目立たせません。
上の画像だとROOM CONTROLというスイッチがあり、低音を2dB・4dBカットすることが可能です。
スピーカーのこういった機能を使えばうまく補正できるので、多少壁から近くてもしっかりと使えます。
2.壁に吸音材やカーテンを設置する
次は壁そのものを反射しない素材にしてしまおうという対策です。
吸音材という音を反射しないものをスピーカーの後ろの壁に貼り付けてしまえば、余計な反射音はかなり軽減できます。
また吸音材でなくても普通の壁と比べてカーテンのような布系のものは音を反射しにくいので、スピーカーの後ろの壁をカーテンなどで覆えるならそれもアリですね。
このように壁自体を反射音が発生しない状態にしてしまえば、距離が近くても問題なく使用できます。
上の画像の製品は↓これです。
WhiteLeaf 波型 ウレタン スポンジ 吸音材 緩衝材 クッション材 25cm×25cm 4枚セット(厚さ 3cm)
ただ吸音材は値段に幅がある上にレビューを見てみると品質にばらつきがあるので、しっかりリサーチした上で購入したいですね。
一応上のやつは安くて高評価だったので掲載しています。
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【波型構造で効率よく吸音 】表面を波型構造にする事で吸音表面積を多く確保。音のランダム入射に効果を発揮します。 デッドニング 用に車内に 、 ホームシアター 、 ピアノ室 、 音楽ルーム 等の壁面に貼り付けることで効率よく吸音します。
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【 吸音 と 遮音 について 】吸音とは音の反射を吸収することです。吸音することで音の聞こえがクリアになります。材質は、スポンジなど軟らかく凸凹していると効果的でこちらの商品が最適です。遮音とは、音を遮断して伝わらなくすることで例えばピアノやステレオの音を外に出さないこと。
さらに普通にデスク上において低音が増幅してしまう場合にはインシュレーターも効果的です。
インシュレーターの上にスピーカーを置くとデスクとの分離が保たれるので、余計な振動は一切伝わらず低音がすっきり聞こえてきます。
こういった部分でうまく対策していきたいですね。
モニタースピーカーにインシュレーターを使え! おすすめも紹介
終わりに
いかがでしたか?
モニタ〜スピーカーを適切に使用していくためにしっかり対策していきましょう!