こんにちは。
今回は初心者が約3ヶ月でTOEICスコア730を越えるためにやったこととその経験から初心者の方がやるべきことなども紹介します!
というのも私が約3ヶ月で790点をとりましたのでその対策内容と考え方の紹介です。
どのような過程で短期間で点数が上がったのかを知りみなさんのこれからのTOEIC勉強の道しるべにしてください!
ちなみに勉強時間は1日7時間とかそんな受験みたいな恐ろしいことはしてないです(もっと少ない)。
初心者(私)=大学で英語を二回再履修経験あり、TOEIC 0点(未経験)、もちろん留学はなし です。
なぜ730かというと730はTOEICスコアのランク付けでBクラスが730〜860なのでこのあたりを目標にする方は多いかな〜と思ったからです。
一応そこは3ヶ月で超えましたので。
TOEICに関しては様々な勉強法を各サイトが紹介していますが、このスコア帯であれば当ブログ記事を見て勝手に勉強してもらうだけで簡単に2ヶ月程度で超えられると信じています。
英語の勉強というのは時間をかければ誰でもできるような分野なので、いかに効率的にやれるかが賢い人の腕の見せ所です。変な講座を受講しなくてもTOEICでそれなりの点数はすぐとれます。
初心者が2ヶ月ほど頑張って700点超えられるとしたらちょっとは頑張る気になりそうですね。
ですが努力は絶対に必要です。
また英語は話せなくて構いません。
英語を話さなくても点数が取れるのがTOEICです。
ポイントは「テスト範囲を見極める」です。
CONTENTS
前提の確認
本題に入る前にまず自分がどのくらいの英語力なのかを確認する必要がありますね。その上で参考にしていただけたらと思います。
私もまずは自分のレベルの確認からしました。
私自身はwithoutやalso、usually、always、equalといった中学で習うような単語がわからないような状態でした。
この辺りはこちらの単語帳で確認・勉強しました。
もし自分がどのくらいできるかわからないと言う方はこのような中学レベル英単語を立ち読みするといいでしょう。
文法に関しては現在完了、不定詞、関係代名詞、現在・過去分詞などの中学でならうちょっとややこしいものがほとんどわかりませんでした。
同じレベルの方やそれ以上の方はTOEICでもっと簡単にスコアアップが望めるかもしれません。
もしI have a penの意味や助動詞のcan、shouldなどやThere is(are)などの簡単な文法事項がわからない場合は中学英文法を知る必要がありますのでそれ用の書籍を買って軽く見ることをおすすめします。
ただ本格的に使いこなせなくても文中に出てきたものを簡単に読めればTOEICで点数を取ることはできますよ。
ちなみにTOEICで主にみられる文法は中学レベルで習うものばかりなので、簡単な文法さえしっかりと理解できれば大丈夫です。
私も文法に関してはほぼ勉強せずに700は超えました。
- POINT 自分のレベルを知る
- 簡単な中学英文法は先に読める程度に抑えておく
- TOEICに必要な文法はやさしめ
テスト範囲を意識
2ヶ月ほどという短期間でTOEICスコアを確実に伸ばすにはTOEICのためにどんなことを勉強すればいいかを考えて勉強する必要があります。
そのためにはTOEICのテスト範囲をしっかり把握する必要があります。
私はこの意識を強く持って勉強したので確実にスコアを伸ばすことができました。
おそらく「TOEICはとりあえず英語だから….」という漠然とした目的しかつかめていない方は非効率的な勉強をしがちです。
そこでそのテスト範囲というのをで軽く紹介します。
テスト範囲1 TOEICはリスニングとリーディング
もしTOEICのために英会話や瞬間英作文、英語で日記を書くということをやっていたら「英会話力」は上がりますがTOEICにはあまり意味がありません。
日本でいうTOEICテストはリスニングとリーディングの力を試しています。つまり会話のキャッチボールの中で常に受け取る側でいいということです。
自分から発信する必要はありません。
なので読めて聞ける程度の文法と単語を知っていれば後は「耳を鍛えること」と「英文を早く読む」ということにフォーカスして勉強すればいいわけです。
TOEICでは「ここではこんな風に言う」とか「こう言う文法を使って文章を作る」ということはテストされないんですね。それらは文章か音声がやっており、我々はそれらを読んで聞いて理解できるかということです。
なのでまずはしっかりと単語の知識や読める程度の文法の知識を身につける必要があります。
ここで一つわかることがありますが、「TOEICなんぞやっても英語は話せないよ」などと言う輩がいますがこれは当然なんですね。勉強範囲が違うのですから。
そのかわりに英語の案内やニュースはある程度聞けて読めるんです。
テスト範囲2 TOEICはビジネス英語
TOEICで使われる英語はとってもフォーマルなもので主にビジネスで使われるものたちす。
なので日常会話や受験英語を勉強しても範囲からずれてしまうのです。
日常会話とビジネスでの会話は日本語でもイメージできるでしょう。
友達同士で常に敬語で「お世話になっております〜」なんて言っていたらアホですね。
英語でも全く同じで、TOEIC的な英語は仕事での場やニュース、新聞、広告などで見られるフォーマルな場で使われるものです。
なのでTOEICの勉強だけした人は日常会話はTOEICの時ほど聞き取れないし読み取れません。
受験英語に関しては文法も単語も実用的とは言えず、日本の受験英語という独自の文化のためのものなので、いくら勉強してもTOEICでは点数が上がりません。
「教材を買うのが勿体無いからとりあえず受験の時に使った単語帳を使おう」というのはあまり通用しないと言うことです。
テスト範囲3 その中でもTOEIC
フォーマルな場での英語といってもニュースや新聞を教材として使うならある程度に留めなければなりません。
扱う分野によって微妙に内容も違いますのでTOEICにはTOEIC用の教材を使うことが最も好ましいです。
しかしTOEICだけに絞るのもつまらないので様々な英語に手を出すのもいいと思います。
私はちょっとした英字新聞や洋画も見ていましたが面白い発見もあります。
テスト範囲まとめ
お分かりいただけたでしょうか。実はただ英語を勉強すればいいというわけではなかったんですね。
この意識があればTOEICスコアが伸びます。
しかし日常会話なんかの表現はたまにTOEICにも出てきたりしますし、総合的に英語をやると言う方はこの限りではありません。
あくまで短期間でTOEICスコアを伸ばすというコンセプトでの話です。
- TOEICはリスニングとリーディング
- TOEICはビジネス英語
- 日常会話や受験英語をやってもTOEICでは効果が薄い
- TOEIC用の教材を使う必要がある
パート別狙ったスコア
私が3ヶ月の時点でどんな風にテストを受けたか紹介します。
リスニングのほうが比較的スコアを伸ばしやすいため、
リスニング400リーディング300で700を超えることを狙いました。
パート1からパート4のリスニングはPart2が最も難しいのでPart2は6割、残りで8〜9割を目指しました。
Part6・7はとりあえず7割を目指し、わからない単語などがある問題はすてていました。
またPart5は全く対策をしませんでした。
TOEICで700点を超えるには合計55問ほど間違えるつもりで大丈夫なのでそう考えると行けそうな気がしますね。
結果3ヶ月でリスニング450リーディング340で790点です。
Part5の正答率は半分ほどでした。
実際に勉強したこと
- 中学英単語と英文法の復習
- 英会話フレーズ集を読む(効果 低)
- 海外映画を見る(効果 低)
- 優しい英字新聞を読む
- 単語帳である銀のフレーズ・金のフレーズを全て覚える
- 公式問題集で演習
- 公式問題集の付属音声を毎日聞く
です。
700点を超える時点では最もスコアを稼げるPart5の対策は全くしていませんでした。
勉強時間は毎週1日は休んでその他は1日2時間から4時間程度です。
とは言っても主に音声を使用し、
電車の中1時間×2+行き帰りの道15分×2+風呂で20分+ご飯・休憩中40分+寝る前に30分=3〜4時間
みたいな時間の使い方をしていました。
多いと感じるかは人それぞれですが実際にこんな生活をしてみるとなんとかなるかもしれませんね。
個別で見ていきましょう。
中学レベルの復習
私は先に書いた通りの単語力と文法知識だったのですがあまり時間はかかりませんでした。というか文法は少しはわかったのであとは放置という感じでしたね。
これは人によってかかる時間が異なるものにはなってきますが単語についてはlibrary、school、everydayみたいな簡単すぎるものたちも一部を占めています。
文法に関してもcanとかwillとか5W1Hとか過去形とか半分くらいは簡単なので頑張りたいところですね。
なのでTOEICを受けようなんていう意識が高い人々であればそんなに時間はかからないと思います…..
しかしこれらは必須でもあるのでTOEICを受けるならこれは絶対に理解できるようにしておくべきです。
英会話フレーズ集を読む・海外映画を見る
当時の無知な私はとりあえずこれらを実践してみました。
しかも結構やりました笑
でもこれは先ほど挙げた通りTOEICではあまり意味がありませんでした。
しかし英語の雰囲気や英語学習の本質的な部分を知ることができたので結果的には良かったのですが。
なので軽くやる分にはいいと思いますね。これらは楽しいのもポイントです。
TOEICや英語の勉強に海外ドラマ・洋画はどうなのか
優しい英字新聞を読む
TOEICでリーディングを鍛えるためにとりあえずやっておこうということで試しにやってみました。
最初は苦痛でしたがだんだんと慣れて英語を読めるようになります。
リーディングはとにかくたくさん読むことが大事なので有効な手段です。
銀のフレーズ・金のフレーズを全て覚える
銀のフレーズと金のフレーズはTOEIC単語帳において最高峰のものです。
これらがあればとりあえず他にTOEIC用の単語帳はいりません。
以下の方法で全て覚えました。
TOEIC単語 金・銀のフレーズ 最強の使い方 おすすめ教材 – KN METHOD
音声をメインに使った効率のいい単語の覚え方です。
ここで利用できる音声は絶対に使う必要があります。のちのリスニング力アップのための強い基盤になってくれますので音声をメインに使っていくことを忘れないようにします。
まずここまでやった時点で初めて受けたTOEICの点数は550点でした。
(リスニング300リーディング250)
この時公式問題集の音声を試験前日に初めて軽く聞きましたが、全く聞き取れず最初の案内すらわかりませんでした。
ここで金のフレーズの音声だけではTOEICリスニング対策として不十分だということがわかりました。(大きく役にはたつが不十分)
しかし単語帳にのっているようなキーワードがそのまま答えになる問題も多いのでなんとか6割正解することはできてしまいます。
公式問題集で演習
文字通り公式問題集を解いてみました。
ここで弱点を炙り出すことができるので公式問題集を解くのは重要です。
ここで自分に足りないのがリスニング力なのか語彙力なのか読むのが遅いのかしっかり判断できればかなり有益になりますね。
また本番同様の形式なので受験間近ではこういう演習は有効です。
公式問題集3の付属の音声を聞く
ここまで勉強してある程度身についてくると公式問題集の音声についていけるようになってきます。なのでリスニング対策のために公式問題集の音声を活用します。
公式問題集には本番のTOEICと全く同じ音質、形式、話し手の音声がついています。
これを毎日TOEICテスト一回分以上聞いていました。
聞く音声は一度解き終わって解説などを全て読んだものです。
ということは1日45分以上ですね。
はっきり言ってTOEICリスニングの勉強法はこれが最も有効でした。
本当にTOEICに絞るのであれば最高峰です。
まず本番と全く同じ音声というところがとてもいいです。
ほかの教材の音声と比べても公式問題集には及びません。
そしてただ聞くだけではなく少しコツがあります。
それは「倍速再生すること」と「英語の文章を映像として頭の中に浮かべる」です。
音声を聞く際にはスマホのアプリでダウンロードできる公式問題集を買う必要があります。ここで使用するアプリには倍速再生機能がついており、0.5〜4倍にできます。
これがとってもスグレモノで1.1から始めて2倍まで慣れてくると本番の音声がめちゃくちゃスローに聞こえるんですね。私は2.5倍までやりました。
もし二倍まで慣れると45分でTOEICふたつ分聞くことにもなるので圧倒的効率です。
リスニングはまず英語の音声になれる必要があるのでその目的に対して最適なアプローチです。
最初から2倍というのは無理で地道に慣れていく必要があります。
英語の文章を映像としてうかべるというのは多分簡単です。集中するためにやる必要があるのですが、ただ聞こえた全ての単語のスペルを頭の中で書いていくだけです。
慣れてきたらカタカナでもよくて、どんな単語が使われているかさえ聞き取れればなんでもいいです。
頭の中でシャドーイングでもいいです。ここで意味を理解する必要はありませんのでとりあえずどんな単語が使われているかを把握します。
聞き取れないところも最初はたくさんあるので、そういう時はその都度原文と日本語訳を確認します。
これで耳が慣れます。
耳が慣れれば後はリーディングと同じです。
目で文字を認識→意味を考える
耳で文字を認識→意味を考える
というようなイメージです。
ちなみに公式問題集3・4・5でないと音声を倍速にできません。
5ではリスニングだけでなくリーディングの音声まで追加され今までにない充実したコンテンツとなっています。
最初の一冊は公式問題集5(黄色)がいいでしょう。
文法はやらなかったの?
文法問題の対策はほぼしていません。
読んでいる中でよくわからないことがあった時に調べた程度です。
本当に簡単な中学レベルの英文法がわかればTOEICではある程度通用するんですね。
まとめ
以上が私が二ヶ月でTOEICスコア700を超えるためにやったことです。
意外と少ない感じがしますね。
リーディングの対策はこれといってしてないのですが、それでも700点は取れるんですね。
それは全てTOEICでスコアを取るために最適なことができたからです。
(映画と英会話は微妙でしたが)
中学英語の復習の後TOEIC用の単語帳でTOEICによく出る単語を全て確認
↓↓
新聞と問題集の音声でフォーマルな英語のリスニングとリーディング対策
最短距離で目指すことが重要だったんですね。
あと一応ここで紹介しておきますが、TOEICではリスニングの方が点数が取れるというのは本当です。
リスニングは文章も優しめでそこまで引っ掛けもなく、問題の制限時間もないためです。
普通にどちらも同じくらい勉強していてもリスニングの方が形式上点数が取りやすいので勝手に差が開いていくイメージですね。
初心者は何をすべきか
初心者はこれをやろう
- 中学レベル英文法と単語の理解
- 銀のフレーズ・金のフレーズ
- 英文多読(問題集・新聞・ニュース)
- 公式問題集を解く
- 公式問題集でリスニングの強化
これを順番にこなせればいいでしょう。
狙う配点は
リスニング390〜420
リーディング310〜350
あたりを狙えばいいでしょう。
ここまである程度の量をこなせれば700以上は簡単に取れてしまいます。
基礎→TOEIC用単語→フォーマルな英文慣れ→レベル把握→リスニングの飛躍
というTOEICのテスト範囲に合わせた最適な流れかと思います。
短期間でスコアアップが狙えます。
そしてPart5が最も点数を稼ぎやすいのでPart5用の教材も使えればさらに飛躍するかもしれません。Part5は配点は他と同じなのに簡単で素早くとける問題たちです。
Part5に関しては中学レベル英文法を学んだ後にこの二つの本を(どちらかでも)やれば確実に8割は取れるようになってきます。余裕があれば是非挑戦してみてください。
新聞はわざわざ取らなくてもネットで観れる英語の無料ニュースもあるのでそういうのも利用してみたらいいと思います。また公式問題集のリーディング問題を読みまくるというのも有効です。
そして特に公式問題集を倍速で聞く勉強法は最強なので是非やってみてください。基礎があれば先ほど紹介した意識でかなり聞き取る耳がよくなります。
テスト範囲と自分のレベルを確認することを忘れずに。
自分のダメなところを常に把握するのはとても大事なので自分は何が苦手か問いかけ続けましょう。
TOEICはテスト範囲がそんなに広くないので苦手な分野があるだけでかなりの点数ダウンになります。
逆に弱点を克服すれば点数が大きく上がるので弱点は徹底的に潰していきましょう。
それと細かい知識ってたくさんありますよね。
そういうよく出てくる細かい知識は英文を聞いて読んでわからないものを調べるうちに勝手に身についていきます。
そしてよく出てくるだけに忘れなくなってきますので安心してください。
あと余裕があればたまには映画・ドラマや英会話をやってみると何か発見があるかもしれません。
私が考えていたことも知っていただければ参考になるかもしれないのでこちらもどうぞ↓
しっかり継続すること・心構えもやはり重要
この記事では重要な勉強法についてたくさん書いてきましたが、やはり心構えだけでも全然変わってきます。
この記事の考え方は最適なアプローチだと信じていますが、とりあえずやってみようかな?という意識では思うように捗らないかもしれません。
机に座って時間だけが過ぎて勉強した気になっていると意味がありませんからね。
かけた時間と成果は比例しません。
しかし本当に勉強したと言える時間を過ごせば成果は間違いなく付いてきます。
そのあたりの判断をしっかりしていきたいものです。
また2ヶ月でも3ヶ月でもかけて絶対に700点くらい超えてやる!という意識でやらなければ勉強効率も情報量も変わってきます。
私は忙しい日でもやると決めた日であれば音声を聞くなり隙間時間に新聞を読むなりを欠かしませんでした。だからこその成果ともいえます。
たまたま英語の案内を見てこれはなんという意味だろう?と考えた時にはできるだけ調べるようにしていました。そういう部分の積み重ねもあったのかなと思います。
なのでできれば常に英語に対してアンテナを張って疑問を持てるようにしていきたいですね。
あとちなみに「楽して英語ができるようになるよ〜」みたいな教材というのは日本人がそれにひっかかりやすいから繁栄してしまった悲しい商売なので引っかからないでくださいね。英語は言語の習得というある程度大変な勉強のひとつです。
終わりに
TOEICはしっかり目標を見定めれば短期間で高得点を狙えるテストです。
おわかりでしょうが映画なんかをみていた分私には無駄があったんですね。
つまり2ヶ月というのは少し余裕を持って書いています。
なんですが実際やると結構大変だということも忘れないでいただきたいことですね。
この記事は単なる道しるべ的なものなのでこれを読んでいただいても努力しなければ絶対に点数は上がらないのです。
なので「最短で700点を取る方法」といううさんくさい書き方は避けました。
TOEICを勉強している方に少しでも参考になれば幸いです。
おわり。