こんにちは。
皆さんはモニタースピーカーをどのように設置しているでしょうか??
もしかしたら皆さんモニタースピーカーはまだまだ性能を発揮する余地があるかもしれません。
そう、インシュレーターを使えば。
ご存知ですか?スピーカー用インシュレーター。
インシュレーターはその上にスピーカーを設置するものなんですが、単純に地面・デスク・ブロック塀などに載せるより色々あって音質が上がります。
モニターだけでなくオーディオにこだわる人々は使っているようなんですが、インシュレーターを使うとDTMのモニタースピーカーでも素晴らしいメリットがあるんですね!
今回はそんなインシュレーターについて紹介していきましょう!
おすすめモデルもいくつか紹介しておきます。
CONTENTS
インシュレーターとは?
まあいきなりインシュレーターといっても初心者などはピンときませんよね。
インシュレーターとはこういうやつです↓
こいつらを並べてこの上にスピーカーを設置するのです。
このこだわっている感じがオーディオオタクっぽくなりますね。
insulatorという英語の意味は絶縁体とかそういう意味なんですが、ここでのインシュレーターは振動を軽減する防振の役割を果たします。
音は振動なのでスピーカーからでる音ももちろん色々な所に伝わって我々の耳まで届くわけですが、スピーカーをインシュレーターの上に設置することでスピーカーの設置面に共振してしまうような音をなくすことができるんですね。人によってはワンランク上のスピーカーに変えたようにも感じるようです。
インシュレーター設置のメリット
インシュレーターは設置すると音の解像度が上がります。
本当か?と思われるかもしれませんが。
先ほど書きましたがインシュレーターにスピーカーを乗せることで余計な振動が伝わることを防げるのでその分純粋なスピーカーの音だけが耳に届いてきます。
低音は一番響く振動なので地面に設置したときに増えてモヤっとしてしまうことがありますが、そういった低音の膨らみもインシュレーターで改善できます。
また低音だけでなく他の部分も余計な振動は取り除けるので音像がはっきりして定位感なども正確なモニタリングが可能となるのです。まあそうやって色々あって結果解像度・音質の向上に役立つのです。
私自身も実際に使用していますがとにかく音がくっきり・すっきりとしている印象を受けます。単純なものですが結構変わるものです。
まあ音質面でのメリットといったらこれくらいなんですが。
音質は私のレビューだけだとちょっと主観的なので少し通販サイトから引用というか、要約して掲載しておきます。
- YAMAHA MSP5での使用。半信半疑だったが使用してみたらその効果で脱帽。デスク上でも十分にくっきりとしていたがさらにくっきりと音像が現れた。
- コンクリートブロックに直接置いていたがベースラインがソリッドになり定位感がハッキリしハイも改善。音が立体的に聞こえるようになった!
- スピーカーを変えたのではないかというくらい音質に変化がある。より良い音質で音楽を楽しみたい方にはもちろん、正確な定位と表現力が求められるモニタースピーカーにも最適だ。気軽に音質改善ができるので、モニター環境のセッティングに悩まれている方にお試しいただきたい一押しのアイテム。
(AT6099)
私も使っているモデルですが、以上のようにかなり肯定的な評価で否定的なものはありませんでした。
それほど効果が期待できるんですね。
またモニタースピーカーを設置するときにインシュレーターを使用すると、デスクに高級感がでて愛着も湧きます。
とりあえずメリットしかない一品ですね。

インシュレーターおすすめモデル
インシュレーターにもいくつかモデルがあるので紹介していきます。
Audio Technica AT6099
まず最もおすすめなのがこのAT6099。
金色が美しく高級感がありますね。
ハネナイト/真鍮/ハネナイト/ソルボセインという4層構造です。
おすすめなポイントは性能はもちろん、単純に個数と値段もちょうどいいです。
インシュレーターは売られている種類自体が結構少ないうえに、オーディオテクニカ以外はモニタースピーカー用としては微妙です。
個数に関しては、他にも8個入りで片方に4つ設置するものもありますが、個人的に3つの方がいいのではと考えています。
私の勝手な考えではありますが、接地面が四つより三つのほうが少なくて、余計な振動も減るのではと。
そして4つだとセッティングするときに細かい部分が気になる人はなかなか対称にならなくてイライラするでしょう。
あと約3000円ほどで先ほど挙げたメリットを確かに感じられるものなのでコスパもすごく良い。新しくスピーカーを買うよりもまずこれを試すのもいいですね。
上下ゴム製でスピーカーを設置してもとても安定しています。
ちなみにこちらはサウンドハウスよりAmazonの方が安かったりします。ポイントなどもみて購入を決めたいところですね。
- タイプ:ハイブリッドインシュレーター、6個1組
- 構造 :4層ハイブリッド 構造(ハネナイト/真鍮/ハネナイト/ソルボセイン)
- 寸法:φ30×17mm
- 質量 :約65g(1個)
- 耐荷重 :5kg(1個当たり/均一静耐荷重)
- 付属品:スペーサー×6
サウンドハウス↓
audio technica (オーディオテクニカ) AT6099 サウンドハウス
Amazon↓
audio-technica ハイブリッドインシュレーター 6個1組 AT6099
- 明確な定位と抜けの良い低音を実現
- 入数 8個1組
- 構造 3層ハイブリッド 構造 (ハネナイト/真鍮/ハネナイト)
- 外形寸法 φ20×11mm
サウンドハウス↓
audio technica (オーディオテクニカ) AT6098 サウンドハウス
Amazon↓
audio-technica ハイブリツドインシユレーター AT6098
どれを選べばいい?
二つだけ紹介しましたが、これらであればDTMに使用可能でDTMで使われるスピーカーのサイズに基本的に適応しているのでこれらであればどちらでもいいです。
値段・デザインの好み・個数などから判断して買いたい方でいいかと。
それ以外のものはサイズが小さかったり設置しづらそうだったり単純にオーディオ鑑賞に最適だったりするので。
またこれら意外でモニターに適したものとなると急激にコスパが悪くなります。
DTM的にはAT6099の方がいいかな。
ただサイズが小さく4点で支えられる6098は小型モニタースピーカーの方であれば最適ですね。
おまけ モニタースピーカースタンド
せっかくインシュレーターを設置するんだからということでモニタースピーカースタンドの使用を検討するのもいいですね。
リスニングポジションを最適にするためとかインテリアとかにも良いので軽く紹介しておきます。
モニタースピーカースタンドがあればインシュレーターとあわせてさらにデスクとの共振が軽減でき、座った状態でスピーカーがベストな位置にくるのでDTMでとことんモニタリング環境を揃えるのであればこちらも優秀なものです。
ちょっとしたおすすめモデルを紹介しておきます。
↓こちらの記事にはより詳しく書いています。



MST モニタースピーカースタンド
サウンドハウスのブランド、Classic Proのスピーカースタンドです。モニタースピーカースタンドと名付けられている数少ない商品です。
かなりずっしりとした重さがあり、モニタースピーカーも超安定します。
HS5やMSP5などの大きさが一番ちょうど良いサイズですね。インシュレーターとも相性が良さそう。
そしてこいつはそれでいてかなり安くコスパに優れています。(卓上であればペアで4千円はいきません)
まあ、ちょっと場所をとるものでもあるので余裕がある方は検討してみてはいかがでしょうか!
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MST20 PAIR 背が高いスピーカースタンド
さらに大きく安定感が高いモデル↓
MST30 スピーカースタンド
MST40 スピーカースタンド
K &M モニタースピーカースタンド 2677シリーズ
もうひとつおすすめしておきたいのが安定のブランドK &Mのスピーカースタンド。
こちらは優れたデザインと微調整できる作りでより細かい部分を求める方向けとなっています。
ただこちらはペアで買うとなると1万円は超えていくので安い買い物ではありませんね。高級志向な方はどうぞ。
サイズでいくつかラインナップがあります。重量はどちらも15キロまで耐えられるのでまあ、自宅DTMerであれば余裕ですよね。
K&M (ケーアンドエム) 26772 スピーカースタンド サウンドハウス
少し大きい↓
K&M (ケーアンドエム) 26774 スピーカースタンド サウンドハウス
終わりに
いかがでしたか。
インシュレーターやスタンドがあればDTMのモニタリング環境にかなりの改善が見込めますので検討してみてはいかがでしょうか。
わりと快適で、部屋の中がかっこよくなりますよ笑
ちなみにインシュレーターの代替手段として5円玉などの硬貨を使用している方もいるようです。今回紹介したインシュレーターの素材も真鍮だったりするので近い効果があるのかもしれませんね。こうかだけに。