こんにちは。
オーディオインターフェイスには沢山端子があり、また機種によっても微妙に違うので初心者の方は接続方法やケーブルなどに関して不安に思われるかもしれません。
想定しているケーブルが接続できないと悲しいですからね。
しかし端子の形状や特徴を簡単に知ることで、すぐにどのケーブルが適切か理解できます。
今回はそのオーディオインターフェイスと各機器を接続するための方法や、適切なケーブルを選べるように簡単な部分を見ていきましょう!
CONTENTS
まずオーディオインターフェイスと機材はどうやって接続する?
これはもっとも基本的なところではありますが、オーディオインターフェイスとマイクやスピーカー、ギターなどのそれぞれの機材を接続するには専用のケーブルを使用してつなぎます。
↓↓のケーブルのような特殊な機材用のケーブルがあるのです。
オーディオインターフェイスとその他機材にはケーブルをつなげる端子が備わっているので、その端子を確認することで必要なケーブルなどがわかってきます。
要はオーディオインターフェイスと、機材についている端子に対して、どんなケーブルが必要か考えるということですね。
ちなみに、USBオーディオインターフェースというものであれば、PCとは普通に接続できます。
オーディオインターフェイスと機材を接続するためのケーブル選び
オーディオインターフェイスにある端子を確認しよう
オーディオインターフェイスと機材を繋ぐにはケーブルが必要なことがわかりましたので、今度はどんなケーブルを買うべきかというところを確かめていきましょう。
しかしそんなに難しくはありません。
まずオーディオインターフェイスの端子の特徴について知っておけば、どんなケーブルが必要かわかってきます。
そしてオーディオインターフェイスで確認すべき端子はそんなに多くありません。
InputとOutputという部分の端子さえ確認してしまえばあとは簡単です。
INPUTは入力、OUTPUTは出力でそれぞれ文字通りの意味です。
なので、
- INPUT→マイクやギターなど(音を入力するもの)
- OUTPUT→スピーカー等(音を出すもの)
という感じで接続することになります。
INPUT端子の種類 (入力)
まずINPUT側で、こちらは基本的にオーディオインターフェイスの前面に搭載されています。
オーディオインターフェイスに搭載されているINPUT端子は3種類あります。
- フォン端子(標準ジャック)
- XLR端子(キャノン)
- コンボジャック
この三つの名前のどれかが搭載されています。
以下の画像のように、小さい穴がフォン端子で三つの穴があるものがXLRで、コンボジャックというのはフォンとXLRのどちらも使用可能な端子ですね。
フォン端子はギターケーブルをつなぐために使われる端子です。
つまりオーディオインターフェイスの、フォン端子のInputで使用可能なのはエレキギターやベースです。
(エレキギターやベースはHi-zという機能をオーディオインターフェイスが備えている必要があります。Hi-zもしくはINSTモードなどという記載があるはずです。そうでないと、音質が劣化する可能性があります。)
以下の端子をINPUTのフォンの端子にさすことができます。ギターシールド(ギターケーブル)がこの端子です。
それに対して、XLR端子を使えるのはマイクです。コンデンサーマイクでもダイナミックマイクでもどちらもXLR端子を使用することが普通です。
そしてこちらがXLR端子のケーブルでマイクケーブルと呼ばれています。INPUTのXLRに使えます。
これらを使えばギターやマイクとオーディオインターフェイスを接続することができます。
ちなみにギターのフォン端子とスピーカーに使えるフォン端子は違うので気をつけてください。(後で説明します。)
マイクケーブル おすすめの安くて高音質なモデルを紹介 宅録に最適OUTPUT端子の種類(出力)
次はOUTPUT側です。こちらは大体オーディオインターフェイスの背面に搭載されています。
これは基本的にモニタースピーカーなどを接続するために使う端子です。LINE OUTPUTなどと書いてある部分を指しています。
普通のオーディオインターフェイスに搭載されているOUTPUT端子は2種類存在していて、
- RCA端子
- フォン端子
の二種類があります。
フォン端子の形状は先ほどと同じです。
そしてRCAという出力端子は赤と白の色が付いていてわかりやすいです。
昔ながらのオーディオ機器って感じの端子ですね。RCAピンなどと呼ばれるケーブルを使います。
ただ一つだけ注意すべき点があります。
OUTPUTに使えるフォン端子のケーブルはギターケーブルとは違います!
形自体は同じで物理的につなげますが、これらは異なるものなので注意してください。
ちょっと難しい説明になるので簡単な部分だけ言うと、ギターケーブルはモノラル仕様のケーブルで、スピーカーなどをつなぐケーブルはステレオ仕様です。
スピーカーはステレオ出力でないとだめなので気をつけてください。
これらに使える端子の名称も違っていて、ギターケーブルは「TS」フォン端子でスピーカーに使えるのは「TRS」フォン端子です。
以下の画像をみると線が一つ多いのがわかります。
まあ検索した時にスピーカーケーブルや、TRSフォンと打てばギター用は出てきません。
↓記事でもスピーカー用ケーブルを紹介しています。
またどのオーディオインターフェイスにも前面にヘッドフォン用のOUTPUT端子が設置されていて、これは普通はフォン端子(標準ジャック)になっています。
なのでこの場合、スマホなどに接続できるステレオミニジャックという端子は接続できません。
しかし変換用プラグが販売されていて、それを使用することでステレオミニジャックのものも接続できるようになっています。とりあえず手持ちのイヤホンやヘッドホンでもこれがあれば使えます。
ちなみにDTM用のATH-M50xや、MDR-CD900STなどの定番モニターヘッドホンは元からフォン端子だったり、変換プラグがついてきたりします。
ちなみにモニタースピーカーでは、XLRで接続できるならそれが一番良いと思います。片方がフォンでもう片方がXLRなんていうケーブルもありますので、色々と探してみてください。
実際に選んでいく時にチェックすべきこと
さて、ここまでで大体、なんとなくこんなケーブルをつかうんだな〜ということを分かっていただけたでしょう。
ただ、実際に購入する際は、自分の持っている機材や、欲しい機材に対応しているかはしっかりとチェックしましょう。
大体製品の説明欄に、対応している端子は書いてありますし、オーディオインターフェースなど持っている場合は目で見ればすぐにわかります。
店頭で迷う場合は一応ネットで調べるのもいいでしょう。基本は、それぞれの機材についている端子に合わせることです。。
また今回の記事にはない、例外のものもあるかもしれません。
最終的には、自分で対応したものをしっかりと認識できてから購入できるといいですね。
PCとオーディオインターフェイスを繋ぐ方法
冒頭の方にもちょこっと触れたのですが、オーディオインターフェイスとPCは大体はUSBで繋ぐことができます。
有線マウスやMIDIキーボードとそんなに変わらず簡単に接続できるので、こちらは心配することはないでしょう。
USBオーディオインターフェイスという名前で売られているものは、基本的にUSBの端子がPCに備わっていれば問題ありません。
ただ稀にThunderboltのような特殊なケーブルが必要だったり、MacBookでポートがUSBタイプCの端子しか備えていないとかだと、オーディオインターフェイス付属のケーブルだけでは繋げないこともあるので、注意してください。
終わりに
これでもうオーディオインターフェイスとその他の機材との接続に心配はいらないでしょう。
それぞれの機材に合わせて必要なケーブルを揃えられるといいですね。
オーディオインターフェイスには他にもMIDI IN/OUTという項目があったりしますが、、最今のDTMではそこまで使われる印象がないので、標準的なDTMをするなら気にしなくて良いとは思います。(ただ、自分の持っている機材が何らかの理由で必要とするならこれも対応したものを探してみてください。)
MIDIといえばDTMではMIDIキーボードですが、最近はUSB接続のものしかないのでパソコンに直接繋げます。