EDM制作に Cubaseは使えるか

 

こんにちは。

EDMを作る場合にはDAWが必要です。

調べてみるとDAWはたくさんありますね。

そしてEDMを作る上でよくオススメのDAWとされるのがFL STUDIOやAbleton Liveです。

しかし果たしてそのほかのDAWたちもEDM作りに使えるのか気になるところですよね。

 

お試し版DAWが付いてきて持っているとか金銭的な都合とかでFL STUDIOやAbleton Live以外も気になるという方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回そんなDAWの一つであるCubaseでEDMを作っている私がCubaseはEDM制作に使えるのかという視点でCubaseについて語ってみようと思います。

ただ機能面について細かく語るので初心者の方には参考になるかわかりません。

もしかしたら「Cubaseを持っているけどEDMにどうなの?」っていう方向けかも….

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CubaseはEDM制作に使えるのか??

 

結論から言うと、、、

個人的にはとっても使えます!

ここまで使ってきてほかのものに乗り換えたいとかは思ったことはありませんね。

むしろこのワークフローを捨てることはできないというくらいに割と充実しています。

 

ということで何が使えるのか。

Cubaseの特徴とともにみていきましょうか。

 

コードに関しての支援機能が最高に充実して素早い制作が可能

 

Cubaseを使うのであれば最低限の音楽理論を勉強するだけで曲の可能性が大きく広がります。また制作のスピードもとてもはやくなります。

EDMはどっかから買ってきたサンプルを組み合わせただけのような、音楽と言うより切りはりの工作みたいなものである場合も多いです。

なので誰でもそれっぽいのが作れてしまい差がつきにくいです。

 

ということで差をつけていくにはサンプルだけを使うのはやめていかなくてはなりません。

しかしそうなるとEDMとはいえなので、音楽っぽくしていくには音楽の勉強が必要になります。

そこでCubaseの作曲支援機能を活用できれば少ない勉強で自分自身で音楽的に面白いものを素早く構築できます。

 

ほかのDAWにも搭載されている機能はもちろんたくさんあります。

しかし作曲面に関して他のDAWに圧倒的な差をつけるのがこの他にはないコードパッド。

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コードは曲に対してかなり大きく影響を与えます。

コードが違うだけで曲の雰囲気は大きく変わります。

EDMではコードのパートが目立つ構成も多いためコード進行もかなり重要です。

Cubaseのコードパッドはそんなコードに関する知識を一瞬で手に入れたも同然です。

 

ほかのDAWでもコードをピアノロールに簡単に打ち込むと言う機能はあるようですがここまでコードを自由自在には操れないでしょう。

これで軽く演奏するだけでコード進行が完成し、もし次のコードに迷ったら画像左上のように一瞬で次のコードの候補を表示することもできます。

 

コードの構成音なんか勉強するのめんどくさい!という考えの方でも全てのコードの構成音を手に入れることができ、曲に変化を加えることができます。

少し変わったコードや分数コードも一瞬で選択して鳴らすことができます。

 

打ち込む際もレコーディングボタンを押してパッドをクリックするだけでコードが打ち込まれるので手間もかかりません。レコーディングして微調整して終了です。

もちろんほかのDAWのようにピアノロールにさっとコードを打ち込む手段も用意されています。

Popsに近いEDMを作っていきたいという場合にも音楽の知識が必要になってきますのでそういう場合もいいですね。

 

重要なコード進行づくりを手間取ることなく行えるこの機能でEDMづくりもはかどります。

EDM的なピアノで例を作ってみました。Cubaseのコードパッドであればこんなのは一瞬で作れます。↓↓

 

 

EDMにも使いやすい操作性

 

個人的にはCubaseはEDMもかなり作りやすい操作性を備えていると考えています。

まず赤枠で囲った全てのメディアにアクセスできる部分からサンプルを引っ張ってくることができます。

もちろんサンプルのサウンドを確認して再生したい時もクリックして一瞬で鳴らしてくれます。

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ドラッグ&ドロップで単体の音であればサンプラートラックにぶちこみ、ループであればそのまま設置できます。

あとは打ち込むなりバッとコピーするなりすればサンプルやループによる構成作りが終わってしまいます。Cubaseのコピーが本当に簡単で以下のようにするだけです。

 

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一瞬でできるのでほかのDAWに劣っているということはないのではないでしょうかね。

そしてサンプラートラックはサンプルを音源の打ち込みのように扱え、ピアノロールのC3から上下に打ち込めば音程が変わるのでスネアで使えば簡単にEDMっぽい音が高くなるスネアのフィルが作れてしまいます。

4つ打ちキックであればサンプルを選択して4個打ち込めば先ほどのコピーで自由度高く動かせます。

 

Cubaseのサンプラートラックで10秒で作れるトラックの例↓音量注意

 

まあほかのDAWにもあるかもしれませんがCubaseにもあります。

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サンプラートラックのサンプルエディット画面

(この画像は2枚のスクリーンショットを上下に並べています)

このようなエディット画面で即座に使用できるのでタイミングがおかしいサンプルでも自由自在です。

さらにさっきのコードのピアノと合わせればそれなりに形になってきますね?

 

 

そしてサンプルが終了したら今度はシンセなどの細かい打ち込みになってきますが、これは昔からCubaseが得意としているところのようでピアノロールがかなり打ち込みやすいです。

ツールを一瞬で変更して自由自在にノートをさせることが可能。

 

普通に打ち込むということもかなり捗るので文句ナシです。

ここまでやればEDMなら大体完成してきます。

まあとりあえずこんな感じでEDMを作るのにも結構使える操作性ですね。

ほかでもできると言ってしまったらそうなんですが作るのに支障はないということです。

ほかのエフェクトの操作などはそんなに変わらないでしょう。

 

Cubaseのデメリット

 

ここまでEDMを作る上でいいところを紹介してきましたがデメリットも紹介しておきます。やはりある程度のデメリットはあるかもしれません。

 

自分のスタイルを確立するのに時間がかかる

 

EDMというジャンルがあまり日本に浸透していない上にCubaseは使われていません。そのため日本語の情報もかなり少ないと言えるでしょう。

なのでどんなふうにEDMを作っていくのか自分自身で情報をあつめて模索していく必要があります。

「EDMを作るにはどうすべきか」とCubaseの強みとを見比べて最適なスタイルを作っていくしかありません。

 

 直感的な操作性では負ける

 

CubaseはEDMを作ることはできるのですが、ほかのDAWと比べると少しわかりづらいのかもしれません。

FL STUDIOなんかと比べると少し操作が細かく、早いうちに直感的な作業をしていきたい方には不向きかもしれません。

Cubaseはなんでもできる優等生って感じのDAWらしいのでなんでもできますが、EDMなどのループ音楽系に特化したFL STUDIOやAbleton Liveには直感的な操作性という面では負けますね。

まあその分コードとかで時間短縮ができるのでそのあたりはどれを取るかということでなってきますが。

 

でも初見での見た目の分かりにくさで言えばAbletonもやばいです。

 

エフェクト類が微妙

 

付属のエフェクト類はちょっとなんとも言えないとこがありますね。EDM向けという意味では。

私は割と好きで使っているものもありますがEDM向けのエフェクトというのはあまりないかもしれません。

 

普通なエフェクトは揃っているんですがね。

そのあたりは買い足す必要がでてきます。

ついでに付属シンセも他と比べて微妙です。

 

やはりCubaseはマイナー

 

日本では大人気なCubaseですがやはり世界的に見てEDM制作の現場ではマイナーな存在になっているでしょう。

そのため日本でEDMをつくるという方もみんなCubaseを選びません。

まあAviciiやMartin GarrixなどはFL STUDIO、The ChainamokersはたしかAbletonだったような…….みたいな感じで名だたるEDMプロデューサーたちがFL STUDIOやAbleton Liveを使っているのにわざわざCubaseを選びませんよね。

 

なのでEDM作る海外の講座なんかをみてもCubaseは少ないです。

FL STUDIOにあるプラグインやシンセや機能なんかは使えないのでCubaseではどうすればいいか模索する必要がありますね。

そのかわりEDM以外の日本語の情報はたくさんあるのでそこがCubaseの強みとなるでしょう。

また今は知りませんが一時期ZeddがCubaseを使っていたというのは確かなようです。

ちょっと嬉しいですね。

 

あと日本ではperfumeなどをプロデュースする中田ヤスタカさんがメインで使っているようです。この方は最近Future Bassみたいなのも作ってますのでまあそういうのも作れるということですね。

まあそんな感じでEDM制作の場ではどうしてもCubaseはマイナーなんですね。

なので自分で色々考えて自分のスタイルを確立しなければなりません。

 

まとめ

 

全てを語り尽くせたわけではない感じがしますが、大体こんな感じで強みと弱みがありますが総合的に見てやっぱり使えるんじゃないかな〜と私は思います。

作曲の支援が強ければ他は多少ダメでもいいという方は全然つかえますね。

ていうか個人的にはほかの操作性も十分いいような気がするのですが。

 

ただコード進行がほとんどないジャンルもありますのでそのあたりは自分がどんなEDMを作りたいかによりますね。

ほかのトラックメイカーと差をつけたければCubaseを使うのもいいと思いますよ。

 

まあ初心者の方を惑わす記事になっている気がするので一応言っておきますが、EDMを作る場合の一番のオススメはFL STUDIOです笑

ただCubaseも素晴らしい力があります。Cubaseを選んでも使い手次第にはなりますがしっかり使えると思います。

というわけで CubaseもEDM制作に使えるんだぜという話でした。

 

サングラス大佐

他とは違うもので差をつけろ

おわり。