こんにちは。
今回はReveal Sound から販売されているソフトシンセであるSpireについて紹介します。
このメーカーはなにか、謎に包まれたメーカーのようでロシアかどっかの会社らしいですね。
公式サイトが重たいです。
Spireは数あるソフトシンセの中でも有名で定番とされるものの一つですね。
私は割とお気に入りのシンセです。
EDMを作る上では最適でかなり活躍するシンセかと思います。
今回はそんなReveal Sound Spire について紹介・レビューしていきます!
サウンドハウス↓
Reveal Sound公式サイト↓
https://www.reveal-sound.com/plug-ins/spire
最安のサイト↓
VST Plugins, Synth Presets, Effects, Virtual Instruments, Music Plugins from Pluginboutique
CONTENTS
Spireとは
SpireはReveal Sound から販売されているソフトウェアシンセサイザーです。
こちらがデモ動画ですが、、
すごいカッコいいですよね!
EDMを作りたい方はこれを聴いただけで欲しくなってしまうでしょう。
これらのサウンドがプリセットに入っているのです。
私はこれで欲しくなってしまいましたw
Spireはかなり豊かな音作りができそうな印象で操作性もシンプルでわかりやすいです。
デモのように派手なSupersawのリードだったり汎用性の高いPluckサウンドも作れますし、ダブステップに使えそうな音も作れますね。
かなりわかりやすくてシンプルなデザインですね。
Spireの特徴
・ハードウェア・シンセサイザーの良さをソフトウェアに凝縮
・4つのオシレーターを搭載し、波形のモーフィングも可能
・各オシレーターに9つのユニゾン・ボイスを搭載し、ユニークなサウンドを生成
・アナログ・タイプとデジタル・タイプを備えた、2つのマルチモード・フィルター
・高品質なビルトインFXプロセッサー:Shaper/Decimator, Phaser/Vowel, Chorus/Flanger, Delay, Reverb
・フレキシブルなモジュレーション
・2つのステッパー / アルペジエイター
・ファットなサウンドの決め手となる、マルチバンド・コンプレッサーと3バンドEQを搭載
・アナログ/デジタル
Spire Synthesizer-ソフトウェアとハードウェアのシンセサイザーの最良の組み合わせ
・Unique Unison Engine
各オシレーターで9倍のユニゾンボイス
コードとオクターブでユニゾンボイスを広げます。
スーパーソー、ハイパーソーなど、さまざまなタイプのユニゾンを模倣。
・素晴らしいサウンドフィルター
アナログおよびデジタルタイプのフィルタリングを備えた2xマルチモードフィルターを搭載。Perfecto、Infecto、Acido、Scorpio、Combo、Shaper。
・サウンドをより良くする、X-Comp(マルチバンドコンプレッサー)および3バンドEQを搭載。
・素晴らしいプリセット
複雑なアルペジオやベースシーケンスを含む900以上のファクトリープリセットを標準搭載。リード、爽快なパッド、プラック、ドラム、FXなどの多彩な品揃えです。
Spireの感想
Spireのサウンド
Spireをしばらく使ってみましたがサウンドの方向性としては様々なジャンルに対応できそうな印象でした。アナログっぽさもある幅広い音作りができそう。
Popsにも馴染むようなサウンドです。
オールラウンダーですね。
私はEDMしか作っていませんが。
そのEDMの中でもAviciiっぽい優しい感じのサウンドやFuture Houseのようなガツンとしたサウンドも作れるな〜という印象です。
Future BassのLFOでふにゃふにゃ揺らしたコードなんかもいい感じにできました。
デモ(2つめ)の感じだとダブステップに使える音も作れそうですね。
プリセットはEDM系のものがたくさん入っていてそれらを選択するだけでEDMに必要なかっこいいサウンドを加えることができます。EDMのために作られている気がする音ですね。
簡単にEDMっぽいサウンドを加えることができるのでEDMを作りたい方は最初のシンセとしてもいいのではないでしょうか。
ただ音の太さでいうとアナログ感があるからか細めの部類です。
なのでド派手なEDMよりも静かな雰囲気だったりPops的な雰囲気だったりする曲のがあう気はします。
他にNexusみたいな簡単に太いサウンドが出せる音のシンセを持っているとさらに良さそうです。
まあデモのような音は作れますのでそこまで心配はいらないでしょう。
操作もSerumやMassiveなんかと比べるとかなり簡単でわかりやすい印象です。
そのためプリセットからすぐにイメージに近づけるという使い方もしやすいのではないでしょうか。
単純な音質というかはやはり他の有名なものと同等くらいかな〜という印象です。
世界の有名EDMプロデューサーからも支持されるシンセなのでその実力が伺える。
私自身がシンセパートがSpireメインのEDMを作ってみましたのでもしよければデモとして聞いてみてください。アナログ感を出してます。Sylenthに近い雰囲気の音も出ますね。
ベースも結構重厚になります。
Spireの素晴らしい操作性
私が個人的にSpireで一番嬉しかったのがわかりやすいことです。
以下の画像でわかりやすさを確認してみてください。
いかがですか?Spireはこれだけなのです。
主要なパラメータは全て一画面に表示されていてかなり扱いやすい操作性です。
ちょっと昔のスタイル?というかハードウェアシンセを再現したような、THE シンセって感じの見た目で私にとってもわかりやすかったです。
私は基本的に音を作るときはプリセットからイメージに近いものを探して加工するという方法でやっていますが、その際も簡単な操作でイメージ通りの音にすることができますね。
簡単操作で欲しい音に近づけるのはありがたいものです。
内蔵エフェクトも変に選択肢が多くなく良い効き方で扱いやすいです。
EQとコンプのセクションなんかとんでもなくわかりやすいですよね。
そしてオシレーターの横の横にあるWideというパラメータを使えば簡単に音を広げてくれたりもしますし、X-Compというコンプレッサーではパラメータを上げると音を潰してよりファットなサウンドを簡単に作ってくれます。
(下画像)画面の三角の向きに従って音作りして行けば完璧なのでわかりやすいですね。
またエンヴェロープやオシレーターなど複数の設定をするところではコピー&ペーストのボタンがありとても役にたちます。
似たような設定で音を重ねたい時にこれだけの操作で行えるのは楽です。
メニューのところからはUNDO(操作取り消し)も選択できて本当に操作性に関してはSpireは大好きです。
シンセをいじってるな〜という感覚でシンセが好きになってきます。
MassiveやSerumはかなりわかりづらい印象なので。
こんな感じでシンセとしてかなり扱いやすいものかと思います。
文字が小さいな〜と感じたら150%か200%から選んででっかくすることも可能。
Spireの音作り
Spireの音作りは割とシンプルではありますがそれなりにサウンドの選択肢も備えています。
Spireでは元から設定してある多数の波形などで音作りをする感じではなく、上のGIF画像のようにいくつかの項目を組み合わせて色々と形を変化させることができます。
波形が自由自在に動いてますよね。
上でクラシックやノイズ、FMといったシェイプを選んで下で元となるサインやトライアングルなど波形的なのを選んでます。
図を見て波形の変化を確認しつつ元の波形を構築できるので結構簡単ですね。
ただこれに関しては自信を持ってやるにはシンセの知識がちょっと必要な気もしますが。
波形の形と音をある程度知っていた方がいいですね。
4つのオシレーターでそれぞれ音作り可能。かなりのバリエーションを再現できそうです。
そしてユニゾンモードでは簡単に複数の選択肢から選んでサウンドを太くできます。Saw波形を作ってSpireのユニゾンを使えばSupersawサウンドもすぐに再現できます。
エンヴェロープセクションではADSRそれぞれの強度を変化させることが可能。
普通にAmpとフィルターに使えますし、簡単に他の部分をターゲットにすることも可能。
ここもなんかハードウェアシンセっぽいシンプルな操作性でいいですね。
Spireの重さ
Spireは個人的にちょっと重たいと感じています。
普通に他のものでリズムや伴奏などをつけた後に、
Spireをリードのパートなどのために三つか四つ立ち上げて重ねたノート(レイヤー)で再生すると私のパソコンではキツくなってしまいますね。
特にコードを鳴らすとやばいです。
(参考までに私のPCスペック:メモリ16GB、Core i7)
使いたいシンセではあるんですがちょっと重たいです。Avengerがよく重いと言われていますが体感ではそんなに変わりません。
NexusやSylenthを使っている方にとっては重たく感じるかもしれません。
Spireの追加プリセットが強い
Spireは公式サイトで追加の有料プリセットを販売しています。
個人的に最初のプリセットで物足りなかったので二つほど買い足してみましたが、かなり良いクオリティで買ってよかったと思える内容でした。
先ほど書いた通り少し重かったので最初はあまり使わずにNexusばかり使っていましたが追加プリセットを 買ったことで出番が増えました。
参考 Spireの追加プリセットReveal sound
他にもPlugin boutiqueやSpliceでのプリセットもかなり充実しています。
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Spireはサウンドハウスで買えるのが良い
私はたまたまサウンドハウスのポイントが失効間近だったのでちょうどよかったですねw
あと海外サイトを経由して購入しなければならないシンセではクレジットカードが必要だったりするのでサウンドハウスで買えるのはありがたいことかもしれませんね。
学生でも買いやすいですよね。
ただPlugin boutiqueが最安です。↓
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Spireは一つ目のシンセとしてオススメかもしれない
ここまでSpireについて買いてきましたが、、
個人的にSpireは最初の有料シンセとして素晴らしい活躍をしてくれるのではないかと思いました。
個人的にですが。
比べるとしたらNexus、Serumなどがシンセとしては有名な印象ですが、Nexusはエディットに限界があるのでお金をかけていくことが前提になってしまいますし、Serumはわかりにくいとい評価もありDubstepに使えそうな(作っている人でもきつい音と言ってましたが)恐ろしい音に向いていると言われています。
なのでその点オールラウンダーでプリセットもしっかりしているSpireはとりあえず持っていれば様々な用途に使えるのではないでしょうか。
メインはEDMかと思いますが。
また初心者にもオススメかと思います。
Spireであればプリセットを選択するだけでもいい音が出せますし、そこから簡単操作でイメージに近づくこともできます。
シンセを扱う場合は最初にAttack、Decay、Sustain、Releaseとかのツマミから学びますよね?シンセ共通ですし。
これらをちょっと学べばシンセをよく知らない初心者でもSpireは使えると思うのです。
Spireのプリセットはクオリティが高くて操作性も比較的シンプルなので、この「ADSR 」さえ学べばプリセットを選んでイメージに近づけるという扱い方ができるという感じで。
またこれらの操作の後に応用としてのさまざまな操作もSpireのわかりやすさであれば楽しく学べるのではないでしょうか。
エフェクトやフィルター、ユニゾン、デチューンなどのシンセでよく使うものたちは全て一画面に表示されていますし。
私は最初Massiveを使いましたがチュートリアルなしではあれは使えませんでした。
わかりにくくて。
その点Spireはよくあるシンセっぽい操作なので扱いやすい気がします。
こんな感じでSpireは初心者にも最初の一つにもオススメです。
サウンドもアナログ感あるリードサウンドも作れます。
(まあジャンルがあっていればのはなしですが)
さらにSpireのプリセットがSpliceでも多数販売されているので困った時はそちらを確認して取り入れるのもいいですね!
チュートリアル
チュートリアルとかもわかりやすいのが英語ならあります。
終わりに
いかがでしょう?
Spireは私としてもかなりおすすめだと思うシンセなので検討してみてはいかがでしょうか?
ダブステップが作りたいとかそういう場合はSerumとかMassiveの方がいいのかもしれませんが、 EDMに関してはSpireは素晴らしい活躍をしてくれますよ。
買って損することはないかと……
サウンドハウス↓
Reveal Sound公式サイト↓
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