こんにちは。
今回はおすすめのDTM系書籍を紹介します。
タイトル通り作曲・編曲やミックスのために個人的に役に立った書籍たちになりますね。
DTM系の情報は探すのが大変なケースも多いので書籍からうまく有益な情報を吸収できたら嬉しいものです。
今回の書籍は全て私が購入して役に立ったと感じるものたちです。
では早速みていきましょう!
DTM初心者向けの書籍もこちらに掲載しています。
DTM 本 初心者が独学で作曲できるまでに使った書籍
CONTENTS
DTMオススメ書籍
1. これが知りたかった!音楽制作の秘密100
これが知りたかった音楽制作の秘密100
島崎貴光著
リットーミュージック (2015/2/25)
レベル 初心者〜上級者
これが知りたかった! 音楽制作の秘密100 作曲/編曲/作詞からコンペ必勝法まで現役プロが明かすQ&A形式ノウハウ集
商品説明の一部抜粋
メロディが“普通”って言われるんですけど?」「良いサビとは?」「ミックスが不得意で……」「マスタリングで音圧を出せません!」「作詞の勉強方法とは?」といった超実践的なトピックから、「コンペに参加するにはどうしたらいいですか?」「結果を出せないんですけど」「採用率を上げる秘策は?」といった職業作家を目指す方の悩みまで取り上げています。
これらはすべて著者が経験してきたことであり、また著者主宰の音楽講座「MUSiC GARDEN」の生徒から寄せられた質問を基に構成されているので、とてもリアルなものばかり。アマチュアDTMerから、本気でプロを目指している人まで、多くのクリエイターに読んでいただきたい1冊です。
いかがでしょう?
説明も掲載しましたが読んでみたくなりましたか??
私はなってしまいましたw
この本はプロの作曲家の著者が自身の経験や実際に行う作業をQ &A形式で紹介していくというものになっています。
プロを目指したいDTMerが気になる部分について様々な質問が掲載されており、それに対してプロの意見を知ることができます。
質問はDTMの作曲、アレンジ、ミックス、作詞などまであってDTMer、特にプロを目指すという方は一度読んでみてはいかがでしょうか?
DTMはネット情報だけではかなり疑問ものこりますのでそういった部分を知ることができるかもしれません。
私個人は具体的なテクニックというよりは「プロはこう考えてやっているよ」という意識の部分がとても参考になりました。
普段なんとなくやっている部分もしっかりとした意識のもとでやるべきことだと気付かされることが多かったです。
音楽制作がより楽しくなる一冊です。
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これが知りたかった! 音楽制作の秘密100 作曲/編曲/作詞からコンペ必勝法まで現役プロが明かすQ&A形式ノウハウ集
2.DTMerのためのド派手なバンドアレンジがガンガン身に付く本
DTMerのためのド派手なバンドアレンジがガンガン身に付く本
石田ごうき+熊川ヒロタカ
レベル DAW操作と作曲を覚えた初心者〜中級
リットーミュージック (2015/6/19)
こちらはド派手なバンドアレンジを作るためにどういったアレンジをすればいいかということを教えてくれる書籍です。
この本の個人的おすすめポイントはアレンジの考え方を知ることができるという点です。
ド派手なバンドアレンジということ関係なしでアレンジの際に役立つ考え方が載っています。
実は私はEDMしか作っていないのですが作る曲の方向性が定まっていなかったころにこちらを購入してみました。
で、しばらく放置してある程度EDM作曲ができるようになったときに「EDMに役にたつかな〜」と思いながらこいつをみてみるとそんな私にとっても意外と役に立つ情報がたくさんありました。
やはり説明自体はバンドアレンジ用の楽器を使用していますが、「聞かせたい音を効果的に聞かせる方法」とか「音の優先度」とか「パートのユニゾンで盛り上げる」とか単純にアレンジを豊かにするための考え方もたくさんあります。
どんな曲をアレンジするにしても意識した方がいい考え方がちりばめられていますので、アレンジに自信がない方は読んでみてもいいかもしれません。
またド派手と書いていますが考え方の応用次第でド派手じゃなくても役にたつ内容です。
どんな人におすすめかといえばやはり一番はバンドサウンドを使う人になりますがね。
アニソン系、Pops、ボカロなどの日本の曲って感じの曲作りには一番効果的な本です。
しかし私のようなEDM系を作る人でもアレンジの基礎となる考え方を知ることができるので読んで損するということはないでしょう。
ピアノロールを使っての説明だったりかなりわかりやすくはなっていますが、アレンジの工程なのである程度作曲・DAW操作を覚えてからの方がいいです。
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DTMerのためのド派手なバンドアレンジがガンガン身に付く本
3.音圧アップのためのミキシング入門講座
次は音圧アップのためのDTMミキシング入門。
これはミックスに関しての書籍になりますね。Amazonでの評価も高い良書です。
音圧アップとありますがそれだけのためではなくミックスのための重要な考え方や知識が載っています。
ネットの情報でもなんとかなりますがやはりこういった書籍はとてもわかりやすく身につきやすいです。
まあ、ネットのどこの誰かも知らない人が書いた情報よりもちゃんとした書籍の方が良いのは当然ですね。私がいうのもなんですが。
音圧アップのためのDTMミキシング入門ではDTMのミックスに必要なイコライザー、コンプレッサー、音量バランスをメインに細かくわかりやすく解説されています。
そのほかにもボーカル処理なども書いてあり、DTMミックスの入門書として最適と言えるでしょう。
私もかなりお世話になりました。
個人的にミックス初心者に最もオススメな書籍です!
音圧アップのためのDTMミキシング入門講座! (DVD-ROM付)
4.良い音の作り方
良い音の作り方
永野光浩
スタイルノート(出版社) 2017/4/26
レベル DTM中級者〜上級者
商品説明一部抜粋
様々な音楽作品が生まれる中で、カギとなる「音」。どれだけ「良い音」で音楽を作れるかは、メロディと並び重要だ。本書はどうすればその「良い音」を生み出せるのか、何をもって「良い音」とするのかを具体的に解説。
この本は良い音の作り方を具体的なエフェクト設定などの数値で紹介するものではなく、著者の音作りに関しての心得・哲学のようなものを紹介するものです。
「いい音とはなにか」
そう言われるとかなり漠然としていますよね。
それについてプロである著者はどう考えるのか知ることができます。
またプロである著者の機材などにも触れていますね。
こんな感じでこの本では具体的な数値を扱うというよりはプロがどんな考えを持って音楽制作をしているのかを知ることができます。
何をもっていい音とするのか、どう考えて音選びをするべきかという部分の一つの答えがこの本にはあります。
そういった漠然とした部分の話がメインなのでDTM講座本というよりはエッセイ?といかそういった印象を与えられますね。
そのような、「いい音とはなにか」ということをちょっとでも考えたことがある方にはなかなか面白いと思います。
DTMerのための読み物って感じです。
同著者の高評価書籍
5.神のみぞ知る!?名曲・作曲テクニック
神のみぞ知る!?名曲・作曲テクニック
野口義修
サウンド・デザイナー (2017/10/6)
レベル 中級者〜上級者
ロック&ポップスのレジェンド達が教える! 神のみぞ知る!? 名曲・作曲テクニック [単行本(ソフトカバー)]
商品説明一部抜粋
本書は洋邦のロック・ポップスの名曲を題材に、作曲をするうえで覚えておきたいコード理論やメロディの作り方などのノウハウを、ダジャレを交えた軽妙な文章でわかりやすく紹介するという、これまでになかったタイプの作曲本です。また、アーティストや楽曲にまつわる逸話も数多く盛り込んでおり、ロック・ポップスのエピソード集としても楽しめます。
こちらの本は様々な名曲に使われている様々なテクニックについて著者がポイントを解説しているというものです。
題材曲は83個とかなり多く、様々なアイデアや考えを知ることができます。
ただこれだけの曲数だとやはり知らないものも多く、世代が少し古いのであまり印象に残りませんでした。
ではなぜオススメするかというと音楽の自由度・可能性について知ることができる部分が良いと感じました。
この本の題材曲はかなり多く邦楽・洋楽にジャンルも複数あるので、それぞれの人気の曲で使われた技を知ることで使わないにしても「そんなのがアリなんだな〜」と知ることができます。
すると自分で曲を作る時も偏見・固定観念にとらわれず自由な曲作りができるのかな〜と思います。
よくいろんな曲を聴くと良いと言いますが、この本は自分が興味がないジャンルでも分析した結果だけを軽く知ることができるので自分の曲作りのセンスの部分を少しだけ鍛えることができるのではないでしょうか。
単純に本のコンセプトもいいとは思いますがね。
目次をみて題材曲に興味が持てた場合も楽しめるはずです。
私の場合は上記の感じでオススメです。
楽譜と具体的な技術の話も多く占めるので初心者よりも慣れてきた中級者向けの本ですね。
ロック&ポップスのレジェンド達が教える! 神のみぞ知る!? 名曲・作曲テクニック [単行本(ソフトカバー)]
6.一発で記憶に残る曲を作る!9つのルール
割田康彦
ヤマハミュージックメディア (2018/11/24)
レベル 初心者〜上級者
商品説明一部抜粋
「なぜうまく曲が作れないのか?」
「人の心に残る曲を作るにはどうしたらいい?」
「なぜコンペなどで不採用になるの……?」
それは、センスや才能ではありません! ちょっとしたコツとテクニックで、「ウケる」曲は作れます。 本書は、プロの作曲家が行っている思考ルーティンを知ることで、センスや才能に頼らず人の心を動かす曲作りを目指します。
こちらは主に作曲の際にどういった考え方をしていくかという内容になっています。
「 客観的に自分の曲を聴いてどうなのか」や「メロディの追求はしているか」というわかっていそうでわかっていないかもしれない部分についてわかりやすく解説してあります。
特に「売れる曲とはなにか 」という部分に焦点が当てられていますので売れる曲を作りたければ最適ですね。
初心者が中級者になるためにも使えますし、プロ志望の人でも自分がダメなところに気づくことができるかもしれません。
ある程度慣れている方は普段気にしていることを文章に起こしたものと感じるかもしれませんね。
それはそれでしっかりと意識するキッカケになるのでいいと思います。
Jpop系の日本のメインストリームとなる曲を作るためのプロの技・考え方を知るためにはとても役立ちそうですね。アニソン作家とかもいけます。
あと文章がネットを意識したのかラフな口語になっていてスラスラ読めてよかったですね。筆者のユーモア溢れる文章はよんでて退屈しません。
解説の例え話もとてもわかりやすいです。
7.アレンジャーが教える編曲テクニック99
アレンジャーが教える編曲テクニック99
マニュアル・オブ・エラーズ
リットーミュージック (2015/1/29)
レベル 中級者
商品説明一部抜粋
コード進行例をもとに作曲を始めてみたけれど、なかなかカッコよく曲が仕上がってくれない……。そんな人のために、現在活躍中のアレンジャーが編曲のテクニックを音源付きでドカーンと99個もご紹介。ロックからポップス、ダンス系まで、さまざまなジャンルですぐに使えるテクニック集です。裏メロ、ストリングス、コーラスの作り方、音色の選び方、ボーカル補強法、“繰り返し感”の無くし方……などなど。
アレンジャーが教える編曲テクニック99は文字通り編曲家が編曲のテクニックを99個紹介してくれるという本になっています。
難易度的には使われる用語や項目の印象から基本を押さえた中級者向けのものだと思います。
これでもかって種類のジャンル・楽器などの編曲テクニックが掲載されているので編曲に迷った場合や自身がないときに該当する項目からヒントを得られるかもしれません。
テクニックだけではなくプロがどういった考えを持ってアレンジをしているかも知ることができます。個人的にはそっちの方が役に立ちましたね。
もっと柔軟に視野を広くやらねばという気持ちにさせられます。
ただちょっと題材が多すぎるためか内容も基礎的なことが多いです。
それぞれのジャンルの深い実践的な内容を知るというよりは多くの項目を網羅して編曲の基礎的な豆知識をつけるといった感じなので深い内容を知りたい方のための専門書という見方はしない方がいいでしょう。
編曲に関しての項目はかなり網羅しているので見落としていた部分や気になっていた部分があったりするのでそういうところの基礎をさっと把握できるのはいいですね。
ちょっと言い方が悪いですが中級者だけしか読まない方がいいかもしれませんね。
慣れてきたときにさらに知識を広げるために読む感じがいいでしょう。
高評価の同シリーズ
8.レコーディング/ミキシングの全知識
レコーディング/ミキシングの全知識
杉山勇司
リットーミュージック 2013/1/25
レベル ミックス初心者〜上級者
レコーディング/ミキシングの全知識 [改訂版] (「全知識」シリーズ)
商品説明一部抜粋
プロならではのREC&MIXの奥義が、いま明かされる!
現役プロ・エンジニアが贈る、レコーディング&ミキシングに関する詳細な解説書。第1章では現場で使用する機材について紹介し、続く第2章でレコーディングのノウハウを、第3章でミキシングのノウハウを、具体例を交えて大公開! 分かりやすく、語りかけるような口調で明かされるテクニックや知識の数々は、レコーディング・エンジニア志望者のみならず、自宅録音系ミュージシャン、DTMerにもマストな、とても貴重なものとなっています。DAW全盛の今こそ押さえておきたい、“全知識”なのです。
こちらの本はミックスやレコーディングに関して網羅する本。
ものすごく深い内容というわけではないですが、レコーディング時のマイク選びや環境のセッティング、ミックス時のスピーカーセッティングやプラグイン選びなどなどエンジニアの筆者の思考・行動を細かく覗き見ることができる内容となっています。
ネットで調べられる情報もありましたがレコーディング・ミックスの際に気にすべきことがしっかりと書いてあり、ミックス・レコーディングを行いたい人は読んでみて損はないでしょう。
またレコーディング/ミキシングの全知識はレコーディング・ミックスエンジニアを目指す者へ向けての内容も書いてあります。
趣味のDTMでは宅録が多いと思いますがエンジニアの実際の意識を知ることができて楽しいです。
内容は少し難しい項目もあるとは思いますが、ミックス初心者が陥りやすいことの解決策も書いてあるように思えましたので一度目を通してあとは索引から用語を調べてもいいですね。
レコーディング/ミキシングの全知識 [改訂版] (「全知識」シリーズ)
9.エフェクターの全知識
エフェクターの全知識です。
リバーブ、ディレイ、コンプレッサー、フィルターなどあらゆるエフェクトについての知識やエフェクトの成り立ち、使われ方、回路などが掲載されています。
エフェクトについて網羅しているといった感じですね。
気にはなるけどよくわからないから使わないというエフェクトがある初心者はこちらの本で網羅できるかもしれません。
この本に書いてあるエフェクトはDAWの付属にだいたいついているやつらといった印象です。
一度目次を見て判断してみるといいでしょう。
ただ現在はDTMにおいてのエフェクト関連はかなりの数のプラグインがありますし、操作項目も多様化しているので自分である程度情報収集は必要になると思いますがね。
内容自体はだいぶ充実しているので興味があったら読んでみては。エフェクターオタクになれます。
こちらもエフェクトの辞書として使える内容かと思います。
終わりに
いかがでしたか?
気になったものがありましたら読んでみてはいかがでしょうか。
個人的にはどれも読んでいて面白かったですし断片的ではありますが実際に役に立っていると感じています。
こういうのって暗記するものではない気がしますし読書好きDTMerの方が読むのもいいかもしれません。
終わり。